液状化調査(液状化判定)
東日本大震災は、未曾有の巨大災害となり、被災地では復興と復旧が急がれています。
津波と放射能の被害以外では、関東地方の臨海部埋立地や利根川流域、北関東から東北地方の広い範囲で
住宅などの建築物に液状化被害が発生しました。
液状化調査(液状化判定)は地盤の性質や水位の状況など様々な角度から分析し、地震時の液状化の可能性を
判定する調査です。
該当地が液状化が起こりやすい地域であるかどうかの判断材料を得とくし、適切な液状化対策を講じることで
被害を最低限にとどめる可能性が高くなります。
調査の種類
- 資料調査による宅地の概略液状化判定
対象:木造2階建てまでの宅地
地形図、公共団体作成の地域の液状化マップ(ハザードマップ)、液状化履歴図より、概略的に液状化の可能性を判定します。
- スウェーデン式サウンディング試験による宅地の液状化判定
対象:木造3階建て程度までの宅地
●スウェーデン式サウンディング試験
●地下水位を基にした地盤の簡易判定
●微地形分類による判定
を考慮した判定を行います。
- 土質調査による宅地の液状化判定
対象:木造3階建て程度までの宅地
スウェーデン式サウンディング試験による宅地の液状化判定に加え、土の粒度試験結果を反映した
より高い精度の調査方法です。
- 詳細調査による液状化判定(建築基礎構造設計指針版による)
ボーリング調査、標準貫入試験および土質試験からFL値やPL値を算出し、各土層ごとの液状化の可能性や地盤全体の液状化の程度を判断します。
液状化対策(復旧)工事
液状化対策工事は、広義に2つに分かれます。
アスビオでは、
@液状化被害のリスク軽減を目指す工事(新築時)
A液状化による不同沈下後の復旧工事
に分け、対象建物、地域、地盤特性に見合った工法を提案致します。
(写真:エコジオ工法)
@液状化被害のリスク軽減を目指す工事(新築時)の液状化対策
スーパージオ工法
エコジオ工法
A液状化による不同沈下後の復旧工事
ジャッキアップ工法(鋼管杭圧入工法)
耐圧版工法